うつ病サイト依存症
私はうつ病になって間もない頃、様々なうつ病サイトを見て勉強しました。
中には自己診断チャートが用意されているところもあり、そういうところで自分のうつ病の重症度を自己診断してみたり、認知療法について勉強してみたり、自分が処方されている薬について調べてみたり・・・
そんな中であるうつ病サイトに、一時期私はどっぷりはまっていました。
やはり3ヶ月以上だったと思います。
そこはうつ病患者のコミュニティサイトのような場所でした。
掲示板があり、うつ病と戦っている人たちが、それぞれの状況を話したり、お互いに励ましあっている場所でした。
最初そこはとても居心地よく感じられました。
何故なら私は、今まで一度も愚痴を言える場を持っていなかったからです。
仕事の愚痴を言う相手もいませんでしたし、母子家庭というプレッシャーを話せる人もいませんでした。
友人がいないということではなく、友人には話せないという意味です。
知らない人の(仕事の)愚痴を聞いても相手は理解できませんし、気分を悪くさせるだけです。
母子家庭の悩みだって、結局自分で解決するしかないことですから、その悩みを相談したところで「で、私に何をしろと?」と困らせてしまうだけなのが目に見えています。
こんな風に考えるところがうつ病気質なのかもしれませんが・・・
だから例え一方的でもいい、誰かに聞いて欲しいという気持ちが芽生え始めていたのです。
当時の私はまだカウンセリングを受けていませんでしたから、病院に行っても「具合はどうですか?」と聞かれるだけなのです。
「こんな感じです」と答えれば、では同じ薬を出しまょう・薬を変えましょうというだけで診察は終わります。
私はただ漠然とですが「自分の持っている不満や不安を、一度どこかにぶつけてしまわなければダメじゃないか?」と思い始めていました。
でもその相手も手段も持っていなかった。
初めて訪れた時、こわごわ書いてみました。
「書き捨てでごめんなさい」と記した上で、不安でたまらないと・・・
すると返信が入りました。
皆とても優しく、今は考えなくていいんだよ、今は治す事に専念しよう、辛いことがあったらここで吐き出していいんだよと言われ、その言葉をキッカケに、私はこれまでの溜めて来た思いを少しずつ話し始めました。
皆さんとても良く聞いてくれました。
人の愚痴なんか面白くも無いのに、返事をくれました。
当時の私は、返事が来るのが嬉しくて常連となりました。
なんせ仕事して無いんですから、毎日時間はたっぷりあります。
毎日在宅業務の仕事を探しながら、殆ど一日中常駐するようになりました。
他の方たちもほぼ同じ感じです。
皆仕事が出来ず、休職中・退職者の方たちですから、ほぼ常駐しています。
私は自分が慰められたので、自分も誰かのために・・・と、書き込みがあると声をかけていました。
今思えば、あの執着は異常だったと自分で分かりますが、当時は分かりませんでした。
ですが数ヶ月後、私はそこを去ることになります。
そこにいてはダメだと気が付いたから。
それは違うと気が付いたから・・・
