精神的疲労と肉体的疲労の見分け方
1.疲れを感じる時間による判断。
あなたが疲れを感じるのは朝ですか?それとも夜ですか?
一般的に「疲れた」と感じる肉体的疲労は、筋肉に乳酸などの老廃物が蓄積することが原因でおきるとされています。
ですから朝起きてから様々な肉体的活動や行動をするにしたがって徐々に疲労が蓄積されていき、活動を終えた夜間にピークになります。
ですから夜に一番大きな疲れを感じるのです。
しかし精神的な疲労はこれとは逆です。
朝目が覚めた瞬間に気だるさや疲労感を感じ、起き上がるのが億劫で辛いと感じる傾向が強いのです。つまり朝に限らず、目覚めて一日を始める時に大きな疲れを感じる傾向があります。
2.休んで疲れが取れるかどうかで判断。
肉体的疲労は活動によって筋肉中に溜まった老廃物が原因ですから、横になったり眠ったりして身体を休めると老廃物が筋肉中から処理されて無くなるので疲労から回復できます。
しかし精神的疲労は、休息をとってもあまり疲れが取れたと感じられない傾向があります。
ですからぐっすり・ゆっくり睡眠をとったのに朝目覚めたときに疲れが取れておらず、そのためスッキリとした目覚めを迎えられず気だるさを感じたり、起き上がるのが苦痛と感じるのです。
肉体的に疲れている時に運動すると、筋肉中の老廃物は更に増えますから余計に疲れはひどくなってしまいます。
ですが精神的に疲れている時には、ただ身体を休ませるより、むしろ散歩や軽い運動をした方が疲労感が軽くなる傾向があります。
これは散歩などの軽い運動によってストレスが発散できるからと考えられています。
4.疲労の感じ方による判断。
肉体的な疲労は、長時間の継続した運動や労働・激しい運動や労働など、肉体に負荷がかかればかかる程大きくなり激しい疲れとなります。
しかし精神的疲労では、肉体的な運動量の大きさではなく精神的なストレスのかかり具合によって、疲労感の大きさが変動する傾向があります。
自分にとって何が精神的なストレスとなっているのかをはっきりさせる為には、どんな時(何が起きた時)にどのように疲れを感じたかを、簡単なメモでもいいので日記につけるのが良いと言われています。
5.疲労感の継続している期間での判断。
肉体的な疲労は、どんなに激しくても通常は数日以内で回復します。
過労で倒れたような場合でも、入院して身体を休めながら点滴を受ければ、一般的には数日以内に退院できます。
しかし精神的な疲れは慢性化しやすい傾向があるのが特徴です。
もし疲労感が1~2週間以上継続したら精神的疲労を疑うべきでしょう。
さらに朝早く目が覚める・些細な事でイライラする・仕事や作業の能率が低下するなどの自覚症状を感じた場合には、うつ病の兆候と考え早目に対処する事をお勧めします。
