怒りの感情は疲れる。
おそらく普通の人には理解できないと思いますが、「怒る」という感情は大変疲れるものなのです。
誰でも日々何らかの怒りの感情を持つ事はあるでしょう。
例えば電車内でのマナー違反を見かけたとき・仕事で理不尽な要求を突き付けられたとき・態度の悪い店員に出会ったとき・恋人と些細なことで喧嘩したとき・子供が言うこと聞かないとき・凶悪な事件のニュースが流れたとき・ネット上で荒らし行為を見かけたとき・・・・
ちょっとしたイラ立ちを感じる程度から、大きな怒りを感じる事柄まで様々ではありますが、誰でも自分以外の人間(家族も含め)や社会に関わりを持つ以上、何らかの怒りの感情は日々持つことでしょう。
健康なときは、この怒りによってパワーが出ることも多々あります。
自分が受けた理不尽な対応や行動に不満や怒りを感じ、それを糧に「見返してやる」と普段以上に頑張れる経験をした人もいることと思います。
怒りのパワーとは、本当に大きなものなのです。
だからこそ、精神的に疲れているときは、その怒りにパワーを吸い尽くされてしまい、激しい疲れを感じるのです。
激しい疲れを感じるだけならいいですが、本当に付かれきってしまい動けなくなることもあるんです。
ですから日々「出来るだけ怒りの感情を持たないよう」に過ごします。
例えば突然大事な約束をすっぽかされても「大丈夫・大丈夫・何とも無い・平気・平気・怒らない・怒らない」と自分に言い聞かせ、怒りの感情が心に広がらないよう制御するのです。
そういう事もあり、人と接する機会が増えればそれだけ怒りに触れる機会も増える可能性が増えますから、人と接するのが嫌になるんです。
また人と接しても、出来るだけ感情を動かさないよう、淡々と時間をすごして遣り過ごそうという気持ちが強くなるのです。
だから周りからはボーッとしているだけに見えるかもしれません。
そういう気持ちが余計に、人と接することから遠ざかる、人と接するのが面倒という状態を助長して行くのです。
怒りの感情による疲れは、おそらく体験してみなければ絶対に理解できないでしょう。
幼児虐待のニュースを見ただけで疲れきってしまい、翌日ベッドから起き上がれなくなるなんて、おそらく普通の人には想像も出来ないことでしょう。
